窓・サッシのリフォーム費用相場と工事前の注意点4個

「窓サッシのリフォームはどのくらいの金額がかかるのかピンとこない」そうお悩みではないでしょうか。

サッシの交換をすることで、サッシの断熱性などが向上し、住環境がより快適になります。ただ、少額の工事ではないだけに、失敗のないよう工事をお願いしたいですよね。

また工事の内容によっては費用も工事時間も必要になってしまいます。

そこでこの記事では、窓サッシリフォームの費用相場や費用が高くなってしまうのはどんな場合か、安く抑えるコツや、工事前の注意点について具体的に解説します。この記事を読めば、窓リフォームで費用を抑えるには何に注意すればよいのかわかるようになりますよ。

窓・サッシのリフォーム工事の費用相場

窓サッシリフォームの工事にかかる費用の相場は、大まかに以下の要素に分かれています。

・窓の大きさ
・窓の種類
・工事のやり方

具体的には以下の計算式のようになります

窓1枚あたりの単価 × 工事する窓の枚数 + 工事費用 =窓リフォーム工事の代金

ではそれぞれのポイントについて具体的に見ていきましょう。

窓の大きさ

窓サッシリフォームの相場は、窓の大きさによって変わります。当然のことですが、窓の大きさが大きいほど、窓ガラス本体の価格が上がるため、工事費用が上がります。

ごく一般的なガラスを採用した価格の例では以下のようになります。

・掃き出し窓(180cm×170cm程度):5万円程度
・小窓(70cm×90cm程度):3万円

窓の大きさが大きくなればなるほど、工事費用は上がりますし、数が増えるほど金額が高額になります。

窓の種類

窓リフォームは、窓の種類によっても金額が変わります。ガラスと一口に言っても、その性能は様々です。

ガラスの種類と掃き出し窓(180cm×170cm程度)を使った場合の費用相場は以下の通りです。

・普通ガラス:5万円程度
・遮断ガラス:12万円程度
・防犯ガラス:7万円程度
・内窓:7万円程度

特に遮断ガラスを採用する場合その費用は通常のガラスと比較して倍以上異なります。

遮断ガラスを使うことで、太陽光の熱を室内に取り込みにくくなり、快適さは大幅に増します。特に南面の掃き出し窓など面積の大きな窓に採用することで、体感温度が大幅に変わるのを実感できるはずです。

ただし、遮断ガラスを使わなくても、二重サッシを使うことでも、ある程度の断熱効果は期待できます。

防犯ガラスは割れにくいため、防犯上のメリットが高いのはもちろん子どもがぶつかるなどしてもそう簡単に割れないため、小さいお子様がいる家庭などでもおすすめです。

いずれにせよ、通常ガラス以外のガラスを使うときには、そのガラスを採用するメリットは本当にあるのか、よく考えてみるとよいでしょう、

工事のやり方

窓リフォームは工事のやり方によっても、費用が変わります。大まかには以下のやり方があります。

・カバー工法
・ガラスの交換
・二重サッシの取り付け
・窓の増設・サイズ変更

これらの工事でどの方法を採用するかで、工事費用だけではなく、施工にかかる時間にも大きな影響を与えますよ。ではそれぞれのやり方について見ていきましょう。

カバー工法

カバー工法とは、既存のサッシ枠の上に、専用のカバー枠を取り付けてサッシを取り付ける施工方法です。

工事にかかる手間が小さく、予算を抑えた施工がしたい人におすすめです。ただし、既存の枠の上にカバーして枠を施工するため、少し窓の大きさが小さくなってしまいます。工事も数が少なければ、1日以内で施工完了します。

ガラスの交換

ガラスの交換は、窓リフォームの中でも最もシンプルな工事方法です。

この方法では、既存の窓とサッシの枠を取り替えて行います。カバー工法と異なり、枠も交換することで、窓の大きさを変えずに済み、見た目もスッキリします。

ただし、既存の枠を撤去するのは、カバー工法と比べると大掛かりな工事が必要になるため、カバー工法より工事費用がかかることがデメリットです。

二重サッシの取り付け

二重サッシの取り付けは遮熱性や防犯面でも効果が高いリフォーム方法です。

外壁に触る必要がないため、施工条件を満たしていれば、カバー工法並みにコストを抑えた工事ができます。断熱性や防犯生はこれまでより大幅に向上することが期待できます。

ただし、窓を開けるのに、2回同じ動作を繰り返す必要があるため、やや手間に感じられる方もいるかもしれません。また窓の内側に、サッシを施工するためのスペースが必要になり、そのスペースがないと施工できない点には注意しましょう。

窓の増設・サイズ変更

窓の増設やサイズ変更は、窓リフォームの中でもかなり大掛かりな工事になります。既存の窓を撤去する、または開口部を開けて工事するため、解体工事や大工工事なども絡んできます。

外部作業も出てくるため、足場の施工も必要になるでしょう。それぞれの工事で時間が必要になるため、3日〜1週間程度は工事がかかるのを覚悟しましょう。

どのくらい費用がかかるのかは、施工環境によって大幅に変わるため、一概にどのくらいとは言えませんが、これまで紹介してきたリフォームのどの方法よりも高額になることは間違いありません。

外壁塗装や住宅のフルリノベーションを行うなど、何か大掛かりな工事を行うか、よほど予算に余裕がない限りは、避けた方がよいでしょう。

窓・サッシのリフォーム費用が高額になりやすい具体例3個

「窓リフォームで費用が高額になってしまった!」
「どうにかして費用を抑えたい」

そんな事態はできる限り回避したいですよね。ここでは窓リフォームで費用が高額になるのはどんな場合なのか、具体的に紹介します。

具体的には以下の事例があります。

①窓の増設やサイズ変更を行う場合
②ガラスの仕様で高くなる場合
③施工する窓の数が多すぎる場合

ではそれぞれの具体的な内容を紹介します。

①窓の増設やサイズ変更を行う場合

窓の増設やサイズ変更を行う場合、費用が高額になる傾向があります。なぜなら、窓リフォームだけではなく、足場施工や外壁工事、大工工事まで関わってくる大掛かりな工事になるからです。

窓の大きさや施工環境によって金額は変わりますが、大まかに1ヶ所あたり20万〜50万円以上はかかると考えましょう。

工事費用を抑えるのであれば、付帯工事を極力行わない方法で行いましょう。

具体的には以下の工事方法がおすすめです。

・カバー工法
・二重サッシ

これらの方法は、施工条件さえ満たしていれば、工事費用を抑えて工事できますので、予算を抑えたい人はおすすめです。それでいて、断熱性なども十分に発揮されますので、コストパフォーマンスも高いですよ。

②ガラスの仕様で高くなる場合

窓リフォームで、工事費用が高くなるのは、ガラスの仕様が関係する場合があります。通常のサッシと、遮熱ガラスでは費用に2倍以上の差が出てきます。

掃き出しサッシの場合には、通常サッシで5万円前後なのに対して、遮熱ガラスは、12万前後と2倍以上の価格差があります。

遮熱ガラスなど特殊なガラスを採用したい場合には、できるだけ遮熱ガラスの影響の大きい面積が大きいものに対して、採用するのがおすすめです。

③施工する窓の数が多すぎる場合

施工する窓の数が多すぎる場合、費用がかかります。窓1ヶ所に対して、コストを抑えるカバー工法などを使っても1ヶ所5万円程度はかかってしまいます。

仮に10ヶ所施工すると、それだけで50万円以上かかります。

またこれらの工事でサイズ変更や、サッシの種類などを変えると、より高額になってしまう恐れが。サッシ1ヶ所増えるだけでも、金額は大きく変わりますので、数が多い場合には、数を減らせないか検討してみるとよいでしょう。

リフォーム費用を安く抑えるコツ3個

「リフォーム費用を安く抑えたい!」そうお悩みであれば、いくつか工夫をすることで、費用を抑えられますよ。

具体的には以下3つの方法があります。

・カバー工法か、二重サッシで施工する
・リビングなど、影響が多い場所に施工範囲を絞る
・サッシの仕様を抑える

それぞれの方法を織り交ぜることで、窓リフォームにかかる費用を大幅に抑えられますよ。

①カバー工法か、二重サッシで施工する

窓リフォームの費用を抑えたいのであれば、カバー工法か二重サッシで施工するのがおすすめです。これらの方法は、工事に手間がかからず、施工費を安くすることができます。

逆にコスト面で最も避けるべきなのは、窓の増設とサッシのサイズ変更です。外壁や大工工事が関連するため、施工費用が大幅に高くなってしまいます。

②リビングなど、影響が多い場所に施工範囲を絞る

窓リフォームでコストを抑えたいなら、リビングなど施工による影響が大きいところに範囲を絞るようにしましょう。

窓の施工する数を一つでも減らせると、費用は大きく変わります。数を減らすのにおすすめの考え方は以下の方法です。

・小窓は影響が小さいため、施工しない
・廊下や洗面など、日常で使う時間が短いところの窓は施工しない

これらの点から、考えると、サッシ施工をする窓の数を少しでも減らせるはずですよ。

③サッシの仕様を抑える

窓リフォームの費用を抑えたいなら、サッシの仕様を安いものにしましょう。

「遮熱性が欲しいから、遮熱ガラスにする」という考え方は当然あると思いますが、遮熱ガラスにしなくても二重サッシにするだけで十分効果を発揮します。

あるいは、南面の掃き出し窓など、影響が大きい部分のみ、仕様を上げ他のものは抑えるという考え方も選択肢です。

このような考え方で、少しでもコストカットできないか検討してみるとよいでしょう。

窓・サッシのリフォーム工事を行うときの注意点4個

「窓リフォームをしたけれどしないほうがよかった」そのような事態は当然避けたいと思いますが、リフォームの結果、そのように感じてしまう人も中にはいます。

ここではそのような事態を回避するために、どんな点に注意するべきなのか紹介します。

具体的には以下の注意点があります。

①断熱性能にこだわるのであれば、窓枠の仕様にも注意する
②相見積もりで業者をよく選定する
③窓の増設は本当に施工できるのか、よく確認する
④内窓は普段生活するときにめんどくさく感じてしまうことも

これらの点に注意すれば、失敗する可能性はぐっと少なくなりますよ。ではそれぞれの注意点について具体的に見ていきましょう。

①断熱性能にこだわるのであれば、窓枠の仕様にも注意する

断熱性能にこだわるときには、窓の仕様だけではなく、窓枠の仕様も検討しましょう。というのも、窓は温度差の影響を受けやすく、結露などが発生しやすい部分でもあるからです。

二重サッシやガラスの取り換えで、結露対策や断熱性にも効果発揮するのは間違いありません。ただし、実は窓枠も同じく温度差の影響を受けやすい部分。

特にアルミ樹脂などは温度変化しやすく、結露や寒さの影響を受けてしまいやすいです。一方で樹脂性の枠であれば、断熱性が高いため、断熱性を求めるのであれば樹脂性のものであれば間違いありません。

②相見積もりで業者をよく選定する

窓リフォームでは施工業者をよく選定しましょう。「できるだけ安くしたい」という気持ちは誰しもあるものですが、業者の質も重要な要素です。

特にサッシは運搬が関係し、場合によっては大工工事なども関連してきます。質の良くない業者だと、施工時に床や壁を傷つけてしまったり、施工後のトラブルが発生してしまったりします。

そのような事態を回避するためにも、信頼できる施工業者を選びましょう。特に大掛かりな工事ほど、施工業者の質が現れやすいです。

1日では作業が終わらないケースもあるため、毎日の生活に配慮してくれるかどうかなどの観点からも検討するとよいでしょう。

③窓の増設は本当に施工できるのか、よく確認する

窓の増設は本当に施工できるかよく確認が必要です。なぜなら、壁の位置によっては筋交いなどが入っており、施工できないことがあるからです。

筋交いなどは、住宅の耐久性を確保するのに非常に重要な役割を担っているため、そこに干渉してしまうと工事そのものができません。

施工時の図面などを確認し、本当に施工できるのか必ず確認しましょう。

④内窓は普段生活するときにめんどくさく感じてしまうことも

内窓を取り付けると、断熱性や防音性が高くなりますが、開けるのに手間がかかりめんどくささを感じてしまうことがあります。

なぜなら、内窓を受けるとその窓を開けるのに、2回開く動作をしなければいけなくなるからです。

当然、掃除も2枚行う必要がありますし、内側の窓は手が入りにくいぶん掃除しにくい場合もあります。窓リフォームで内窓を採用するときには、人の出入りや窓の開閉が少ない場所に施工する方が失敗せずにすみます。

まとめ

この記事では、以下の点について解説しました。

・窓リフォームの費用相場
・窓リフォームで費用が高額になる事例
・窓リフォームで費用を抑えるコツ
・窓リフォームを行うときの注意点

窓リフォームで費用を抑えるためには、できるだけ施工の手間を少なくするような方法を採用し、仕様なども検討すれば、費用を最低限に抑えて、最大のパフォーマンスを発揮させることができます。

この記事を参考に窓リフォームを行うことを検討しているのであれば、窓リフォームが本当に必要なところはどこか確認してみるところからはじめてみてください。